五番関から今宿跡を経て「勝負塚山」へ

こんばんは。TSUBOSUGI1975です。

今回は先日、奈良県吉野郡川上村の勝負塚山に登ってきましたので簡単に紹介したいと思います。

勝負塚山と登山ルート

勝負塚山(標高1245.9m)は吉野郡川上村と吉野郡天川村にまたがる大峰山系の山です。

登山ルートは主に2つあります。川上村上多古からのルートと天川村の五番関からのルートです。

上多古からのルートは難易度が高く、数年前には上多古から勝負塚山にアプローチした男性が行方不明になっています。

五番関からのルートは途中まで大峯奥駈道を使うルートですので登山者が多く使うルートですので比較的歩きやすいです。

とはいっても切れ落ちたトラバース道や、道迷いしやすいエリアもありますので簡単なコースではありません。

五番関からのルートは女人結界門を通らなければならないので、残念ながら女性は上多古からピストンでのルートでしか勝負塚山に登れないことになります。

アクセス・駐車場

私は初心者なので五番関から勝負塚山にアプローチしました。

五番関トンネルの前に駐車スペースがありますので、そこに駐車させてもらいました。5台程度は駐車できるかと思います。

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五番関トンネルまでは洞川温泉街を抜けて母公堂を過ぎて少し進むと二股に道が分かれていますので、左に進みます。右に進むと大橋茶屋に着きます。大橋茶屋は山上ヶ岳に登る登山者の多くが利用しています。

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五番関から今宿跡まで

五番関トンネル前に東屋がありますので、東屋の奥に進むと登山口があります。

 

五番関までは岩が転がる急登が続きます。滑らないように注意しながら慎重に登ります。

 

五番関に到着しました。ここからは大峯奥駈道になります。五番関からは金峯山寺方面や弘法大師の道で金剛峯寺方面に進むことができます。

 

五番関から鍋冠行者堂まではトラバース道が続きます。切れ落ちた区間もありますので結構怖いです。足場を確認しながら慎重に進みます。

鍋冠行者堂に到着しました。鍋冠行者堂には行者と大蛇の伝説があります。興味のある方は調べてみてください(笑)

 

鍋冠行者堂からは歩きやすい道になりますのでスイスイ歩けます。左手にチラチラですが百合ヶ岳を見ることができます。

今宿跡に到着しました。ここまで約1時間程度で来れました。

今宿跡から勝負塚山まで

今宿跡は開けてはいますが特になにもありません。ここから大峯奥駈道を外れ勝負塚山を目指します。

 

ここからは尾根筋をなだらかに下っていきます。急に雰囲気が変わり山奥に来た感じになります。熊のものと思われるフンを4つも見かけました。熊鈴を鳴らしながら早足で進みます。

開けた場所からは大峯の山々が見えました。神秘的な景色です。ここから少し進むと右に折れ激下りゾーンに入ります。

 

激下りゾーンを見落として真っすぐ行きそうになりますが、これでもかというくらいテープがありますので見落とさないように気を付けましょう。

ここは迷いやすいゾーンですのでテープやリボンを見なくなったらすぐに立ち止まり地図を確認するか戻ったほうが無難です。

ひたすら激下っていきます。帰りの登り返しを思うと憂鬱になりますが、熊の警戒心のほうが勝っていました(;^ω^)

鞍部から勝負勝山までの登りは急登です。岩場をよじ登る箇所もありました。このあたりでカモシカに出会いました。熊かと思ってめちゃくちゃビビりました(;^ω^)

この急登を登りきるといよいよ勝負塚山です。

勝負塚山に到着しました。山頂は狭く景観はありません。熊が怖いので写真を数枚撮ってさっさと退散しました(笑)

おわりに

ここ最近の熊の出没情報もあり熊のものと思われるフンを多く見たのはビビりました。

今宿跡からは人の気配もなく、景色も限られています。下りは道迷いしやすいエリアもあるので初心者は一人で歩くのはオススメしないですね。

私のように奈良の山をたくさん登りたい方は今回の山行ブログが少しでも役に立てれば幸いです。

 

最後までお読みいただきいただきありがとうございました<(_ _)>