こんにちは。TSUBOSUGI1975です。
今回は先日、奈良県吉野郡の天川村と上北山村にまたがる行者還岳に登ってきましたので簡単に紹介したいと思います。
行者還岳とは
(又剣山から見た大峰山脈の稜線)
行者還岳は奈良県吉野郡の天川村と上北山村にまたがる標高1,546mの山です。大峰山脈北部の大普賢岳と弥山の中間あたりに位置しています。
南側は切り立った断崖となっており、その険しい山容を見た役行者が引き返したという伝承から行者還岳という山名の由来になっています。
登山ルート・アクセス
行者還岳への登山ルートは多いですが、いったん大峯奥駈道に出てから行者還岳を目指す形になります。その中で利用者が多いルートが2つあります。
1つが国道309号線90番付近にある登山口で上北山村側から登るルートです。このルートには駐車場がなく路肩に駐車する必要があります。
もう一つがこちらも国道309号線の行者還トンネル西口付近にある弥山登山口で天川村から登るルートです。
このルートは大峯奥駈道に合流するまでは弥山、八経ヶ岳に登るルートと同じです。トンネルの前には駐車場があります。
乗用車は1日1000円。トイレ使用料は1回100円となっていて登山靴やストックの洗い場もあります。
駐車場内に入ると事務所の中から管理人さんが出てきて案内してくれます。弥山登山口から登られる方は路駐などせずに、この駐車場を利用してください。
今回は行者還トンネル西口の弥山登山口から登りました。弥山登山口からの大峯奥駈道出合と90番からの大峯奥駈道出合の区間を歩いたことが無かったので、このルートで登る計画を立てました。
行者還トンネル西口から大峯奥駈道合流まで
入山口には登山ポストがありますので、登山届の提出をした方が無難です。
しばらく進み橋を渡ると、本格的な登山道になります。
大峯奥駈道出合まで登りが続きます。
所々に道標があるので安心です。
木の根と岩が多い道です。登りは気になりませんが下りは結構滑ります。
それなりの急登が続きます。
笹が繁るブナ林が見えてきたら大峯奥駈道までもう少しです。
大峯奥駈道が見えてきました。
大峯奥駈道合流から90番出合まで
大峯奥駈道に合流しました。左の行者還岳方面に向かいます。
見るからに気持ちの良い道です♪
倒木を避けながら進みます。
一ノ垰に到着。ここから上北山村方面に下れます。
正面に大普賢岳がチラチラ見えます。
左手には八経ヶ岳と弥山。
ここからトンネル東口に下りれるようです。
しなの木出合に到着しました。ここからもトンネル西口に下りることができます。
左手には鉄山。いつか登りたいけど私の体力、技術では無理だな・・・
90番出合に到着しました。国道309号線90番から登るとここに出てきます。
90番出合から行者還小屋まで
行者還岳と大普賢岳が近づいてきました。
何度も立ち止まってしまう道です。なかかな進まない(笑)
少し岩が転がるゾーンもあります。
美しい道ですね(^^♪
天川辻のお地蔵。もうすぐ行者還小屋です。
行者還小屋に到着しました。
行者還小屋から行者還岳まで
行者還小屋は広くてとてもキレイです。お手洗いは・・・ですが(;^ω^)
利用者はキレイに使用しましょう。
行者還小屋の裏には役行者が引き返したと言われる行者還岳の断崖絶壁がそびえ立っています。
行者還小屋からは、今までの気持ちの良い道から一転して険しい道になります。
ここから先が危険ポイントです。行者還岳を巻いて登っていきます。
ハシゴの手前に水場があります。
ここのハシゴは怖いです。岩が多いので慎重に登ります。登りはまだ良いのですが下りはかなり怖いです(;^ω^)
ハシゴをクリアすると急登が少し続きます。
分岐に出ました。左が行者還岳。右が大峯奥駈道が続き七曜岳、大普賢岳方面になります。
行者還岳までの登りは比較的緩やかです。
行者還岳に到着しました。
山頂は木が生い茂っていて眺望はほとんどありません。
木々の間から少し眺望があります。
おわりに
以上が行者還トンネル西口から行者還岳に登るルートの簡単な紹介でした。
下山はしなの木出合からのルートを使いましたが、このルートはあまりおススメできません。
ザレた激下りが続きトーレスも不明瞭なので迷いやすいと感じました。目印のリボンやテープ、地図、登山アプリを確認しながら慎重に下山しました。
大きな動物のフンを2つ見ました。ツキノワグマとの遭遇の可能性も低くないので私はしなの木出合のルートは今後、使わないと思います。
行者還トンネル西口出合から行者還小屋までの大峯奥駈道はなだらかなアップダウンで歩きやすく眺望が素晴らしいので気持ちよく歩くことができました♪
またこのルートを是非とも歩きたいですね(^^♪
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m