こんばんは。TSUBOSUGI1975です。
今回は先日、奈良県吉野郡天川村の山上ヶ岳に登ってきましたので簡単に紹介したいと思います。
山上ヶ岳とは
山上ヶ岳は奈良県吉野郡天川村の標高1,719mの山で日本三百名山の一つに数えられています。
山頂付近には大峯山寺が鎮座し古くから行者が修行を行う修験の山として知られています。
大峯奥駈道の途中にある山の一つですが、山上ヶ岳の山頂付近に「西の覗」「鐘掛岩」などの恐ろしい修行の場があります。
大峯山寺の開山時期は5月3日~9月23日まででこの期間には今でも多くの行者が大峯山寺を訪れます。
平安時代から現在まで女人禁制が解かれておらず、男性しか登れない山として、色々な見解がある山でもあります。
アクセス・駐車場
山上ヶ岳の登山ルートはいくつかありますが、清浄大橋から入山するルートが最も安全で利用者の多いルートだと思います。
清浄大橋の前には大橋茶屋と駐車場があります。大橋茶屋に駐車料金を支払いますが大橋茶屋が営業していない日や時間は大橋茶屋の前に設置されているポストに車のナンバーを記入した封筒に駐車料金を入れて投函するシステムです。
大橋茶屋までのアクセスは黒滝村方面から国道309号線で「天川村 ふれあい直売所 小路の駅 てん」を過ぎたあたりで県道21号線(すずかけの道)に入ります。
そのまま洞川温泉街を抜け行き止まりまで行くと大橋茶屋に到着します。母公堂を過ぎたあたりで五番関トンネルに通じる道がありますので、そちらに行かないように注意してください。
五番関から山上ヶ岳を目指す場合は五番関トンネル前に駐車スペースと五番関登山口があります。
清浄大橋から一本松茶屋まで
清浄大橋を渡ります。渡らず真っ直ぐ林道を進むとレンゲ辻に出る登山道があります。このルートは沢沿いの谷筋を歩くルートになります。ガレ場が多く道迷いしやすくて水を飲みに来たクマと遭遇する可能性があるルートです。初心者が一人で歩くのはおススメしません。
女人結界門をくぐり入山します。
しばらくはなだらかな登りが続きます。
開けた場所に出ました。おそらくここが一ノ世茶屋跡だと思います。
強度が不安な橋が数か所あります。
一ノ世茶屋跡からは岩が転がる道になります。
一本松茶屋に到着しました。
一本松茶屋で少し休憩してから先に進みます。
一本松茶屋から洞辻茶屋まで
一本松茶屋からは滑りやすい岩が多くなります。
所々に木の階段があります。
お助け水に到着しました。
不届きものがいますね(怒)
洞辻茶屋に向かいます。
つづら折りに登って行きます。
この看板まで来たらもうすぐ洞辻茶屋です。
洞辻茶屋に到着しました。
洞辻茶屋から鐘掛岩まで
洞辻茶屋からは大峯奥駈道になります。ここが五番関への分岐になります。
洞辻茶屋で休憩して先に進みます。
しばらくは歩きやすい道が続きます。
陀羅助茶屋に到着しました。
陀羅助茶屋内を通過します。
左の道を行きます。右の道は下山時に使用しました。
ここからは岩が転がる道になります。
行者の銅像からは、さらに厳しい道になります。
油こぼしと言われるつづら折りの木の階段です。その名の通り非常に滑りやすい階段です。大天井ヶ岳がよく見えるので景色に気を取られると足を踏み外す危険がありますので注意です。
油こぼしの後は鎖場の連続です。
鐘掛岩までは岩場を登って行きます。鐘掛岩を回避して登る道もあります。
鐘掛岩に到着しました。
鐘掛岩から大峯山寺まで
鐘掛岩前のデッキからは大天井ヶ岳がよく見えます。
さらにこの岩場を登りますが私はいつも回避しています。
この祠の奥に迂回道があります。
鐘掛岩からは歩きやすい道と
滑りやすい岩の道が交互に続きます。
等覚門に到着しました。
等覚門からも歩きやすい道と
滑りやすい岩の道が交互に続きます。
西の覗に寄ります。
ここから吊り下げられるなんて考えるだけで恐ろしい(;^ω^)
分岐に出ました。宿坊に向かう左の道を進みます。
唐破風屋根の立派な宿坊がたくさんあります。
大峯山寺に到着しました。
大峯山寺から山上ヶ岳まで
階段を登った先に本堂(重要文化財)が鎮座します。標高1,700m付近にこれだけ立派な本堂をよく建てたなと毎回、感心します。
本堂の前はこんな感じです。
行者さんが本堂でお経を唱えていました。
今年も御朱印をいただきました。
本堂から少し登った場所が山頂かと思いきや、この看板の奥が山頂になります。
山頂の湧出岩に到着。
湧出岩の前に三角点があります。
この日は曇り気味で稲村ヶ岳と大日岳に雲がかかっていました。
八経ヶ岳方面にも厚い雲がかかっていました。
コバエが大量にたかってきたので早々に下山しました(;^ω^)
おわりに
以上が清浄大橋から山上ヶ岳に登る山行の簡単な紹介でした。
昨年は五番関から登りましたが、洞辻茶屋まではこちらのルートの方が安全で歩きやすいと感じました。
昨年も曇りで絶景を拝むことができなかったので次回こそは晴天の日に登りたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m