滝が連発する丸滝谷ルートで夏の金剛山を歩く

こんにちは。TSUBOSUGI1975です。

今回は先日、奈良県御所市の金剛山に丸滝谷ルートで登ってきましたので簡単に紹介したいと思います。

金剛山とは

金剛山奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村にまたがる山です。標高は1,125mで金剛山地の最高峰となっています。

千早赤阪村金剛山ロープウェイ(現在休止中)があるため、千早赤阪村のルートの方が人気があります。そのせいで金剛山大阪府の山と思われがちですが、山頂は御所市にあります。

金剛山には無数の登山ルートがあります。千早赤阪村、御所市、五條市と複数の市町村からアプローチすることができます。これだけ多くの登山道が開かれているという事はいかに金剛山が交通の要所であり、金剛山を信仰する多くの人が登ってきたという事でしょう。

過去に書いた金剛山系のブログがいくつかありますので興味にある方は見てみてください。

tsubosugi-naranoyama.com

今回の登山ルートとアクセス

今回、歩く丸滝谷ルートは大阪側の水越トンネル手前から旧309号線に入ってすぐから入山します。公衆トイレと自動販売機を越えて右手の石筆橋を渡り林道に入ります。

旧309号線から309号線の上を通る道の手前に5~6台の駐車スペースがあります。この駐車スペースはすぐに満車になりますので、満車の際は少し歩くことになりますが水越川公共駐車場を使用して下さい。

 

石筆橋から入山口まで

まずは旧309号線から石筆橋を渡り林道に入ります。

少し歩くと左に太尾道の入山口が出てきますが真っすぐ進みます。

なだらかな登りの林道がしばらく続きます。

左手に大きな砂防ダムが見えてくると入山口は近いです。

沢が出てくると本格的な登山道になります。

沢を突き進んでも丸滝谷に向かえますがここ慎重に右手の入山口から登山道に入ります。

入山口から分岐まで

登山道に入るとすぐ右手に石ブテ47番ルートの取りつきが出てきますが、ここも気にせず直進します。

しばらくは左下に沢を見つつ歩いて行きます。

しばらく進むと沢と合流し沢歩きとなります。

この区間は滝もなく平和な沢歩きが楽しめます。とは言っても岩は滑りますので注意は必要です。

左手にリボンが見えますがここを登ると石ブテ東谷ルートになります。ここから少し直進すると分岐に出ます。

上の丸滝までは滝の連続

分岐に出ました。ここで3つのルートに分かれます。今回は右の丸滝谷に進みます。

丸滝谷に入ると谷感がさらに増してきます。9月上旬でまだまだ暑い時期ですが谷は涼しい風が吹いていて快適に歩けます。

いよいよ滝が現れました。ここからは滝が連発します。

滝の横にはロープが設置されています。無理に滝をよじ登る必要はありません。

登って覗き込むとなかなかの高度です。


写真のように色々な滝が連続します。どの滝の横にもロープが設置されているので登るのにさほど苦労はありません。
しかしロープは古いものもあるので強度を確認しながら慎重に登る必要があります。岩も水や苔で滑りやすい箇所もあります。

ひたすら谷を詰めるルートですので道迷いの心配は少なく色々な滝を見ることができるので飽きることなく歩くことができます。

沢の水量が少なくなってくると丸滝谷ルートも終盤です。

左に下の丸滝が確認できました。上の丸滝に向かうには下の丸滝の方には向かわず谷を直進します。

下の丸滝から少し進むと上の丸滝に到着です。

最大の難関「上の丸滝」に挑戦

上の丸滝は直登できるそうですが私のようなビビリには到底無理です(;^ω^)

右側にロープが設置されています。ゴツめのロープとトラロープが二本設置されていますが結構傷んでいます。強度を確認しながら慎重に登ります。

半分くらいから滝に合流します。水が流れ苔もあるので滑りやすいです。ロープに頼り過ぎないようにして慎重に足場を確認しながら登りました。

なんとか登り切りました。結構怖かったですね。ここを登るのは2回目ですが初めての時にめちゃくちゃ怖かった印象があったので無事に登れてホッとしました。

最後の急登は体力を使う

上の丸滝をクリアした後は沢の水量はどんどん減って行きます。

水の流れが無くなり砂場のような箇所もチラホラ現れます。

この狭いV字谷は足場が悪い上に急登です。

ザレていて滑りやすく急登なのでロープを掴みながらずり落ちないように登ります。汗が大量に吹き出しアブがまとわりつきます。やはり夏場はキツイ・・・

やっと尾根に出ました。あ~しんど(;^ω^)

ここは中尾の背との分岐ポイントでもあります。汗が引くまでここで休憩しました。もちろん水分補給も行います。

中尾の背との分岐ポイントから少し登ると、次は石ブテ東谷と石ブテ尾根との合流ポイントにでます。

六道の辻まで出ました。あ~疲れた(;^ω^)

ここまで来ればあとはなだらかな道で山頂を目指します。

おわりに

以上が丸滝谷ルートの簡単な紹介でした。

丸滝谷ルートは今回2回目で前回は登山を初めて10カ月目くらいの時期でした。その時は上級者の方に案内してもらいましたがついて行くのに必死でした(笑)

今回は一人でのんびり歩けたので景色を堪能しながら登ることができました。感じたのは初心者が一人で歩くルートではないなということでした。

今回はモンベルのマウンテンクルーザー600を履いて登りましたがソールが固く、つま先が曲がりにくいので岩場をよじ登る時には登りにくさを感じました。

このルートを使う際は沢靴を併用したほうが安全性は高いと思いました。トレッキングポールも中盤からは使わないほうが良いと思います。

 

しかし多くの美しい滝を堪能出来て金剛山の水の豊富さ知ることができる素晴らしいルートだと思います。また機会があれば虫の少ない春か秋に使ってみたいですね(^^♪

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m