太尾登山口から釈迦如来立像が待つ「釈迦ヶ岳」へ

こんばんは。TSUBOSUGI1975です。

今回は先日、登りました釈迦ヶ岳の太尾登山口ルートを紹介したいと思います。

釈迦ヶ岳とは

釈迦ヶ岳奈良県吉野郡十津川村下北山村にまたがる標高1,800mの山で、日本二百名山に選定されています。

山頂には釈迦如来立像が鎮座しており、世界遺産大峯奥駈道のルートの一つになっています。

かつては大峯奥駈道を縦走もしくは下北山村側の前鬼からの険しいルートで山頂を目指すしかなかったそうですが近年、登りやすい十津川村側の太尾登山口ができたので初心者でも登れる山として人気があります。

アクセス・駐車場

奈良側からですと五條ICから国道168号線をひたすら十津川村方面に走り続けます。田長瀬トンネルを抜けたらすぐ右折します。このあたりの道は広く整備されているのでトンネルを出てそのまま直進しがちなので注意が必要です。

右折しそのまま走り続けると登山口に到着します。登山口は標高1,200m以上の地点にありますので、かなり車で登って行くことになります。

途中の発電所を越えたあたりから落石が目立つようになります。悪天候からの数日間は相当、道が荒れています。落石だけはなく、細い木くらいの枝が散乱しています。車が傷つくことを覚悟して進んでください(-_-;)

登山口には10~12台程度駐車できるスペースときれいなトイレがあります。紅葉の時期は平日でも朝から満車の場合もあります。路駐される場合は迷惑にならない場所に駐車しましょう。

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尾登山口から古田の森まで

登山口には登山ポストがありますので万が一のことを考えて登山届を提出しましょう。熊出没注意の看板もありますので、できるだけ熊鈴の装着を推奨します。

登山口からしばらくは木の根の多いブナ林を緩やかに登って行きます。

ハシゴが2カ所ありますが、低いので慎重に登れば問題ないです。怖い方は巻いて進むこともできます。

P1468に到着しました。ここからは尾根筋となり景色が開けます。

 

 

緩やかなアップダウンを繰り返しながら徐々に標高を上げていきます。素晴らしい景色を楽しみながらのんびり歩けます。

景色に気を取られて足元がおろそかになると危険です。笹の中はぬかるんでいたり、くぼんでいたりするのでうっかり笹の中に足を踏み外すと転倒という事もあります。

笹が高い所ではふいに鹿が現れたりします。笹の中から鹿が飛び出してきて転倒した経験があります(笑)

古田の森(1,618m)に到着しました。ここまでちょうど1時間で来れました。

古田の森から千丈平まで

古田の森からは素晴らしい眺望が得られます。ここで少し休憩するのがオススメです。

古田の森付近から左手には七面山、明星ヶ岳、八経ヶ岳、弥山などが近くに見えてきます。

ここら辺はなかなか標高が上がって行きません。

釈迦ヶ岳山頂が近づいてきました。

千丈平(1、660m)に到着しました。

いよいよお釈迦様が待つ釈迦ヶ岳山頂へ

千丈平から少し進み右に10mほど行くと水場があります。かくし水と呼ばれていますが、道標だらけなのでもはやかくし水とは言えません(笑)

かくし水から先は斜度が上がり少し歩きづらい道になります。

大峯奥駈道に合流しました。ここから深仙宿方面に下って行くと前鬼に着くはずです。深仙宿は景色も良く小屋もあるので休憩するにはもってこいなのですが、登り返しがきつめです。

さぁあと300m。頑張って登りましょう!

このルートで一番きついと思われる登りですが短いので大丈夫です。

釈迦ヶ岳山頂(1,800m)に到着しました。ここまで約1時間半で来れました。

ややふっくらしたお顔の優しい雰囲気のお釈迦さまです。

紅葉とお釈迦さま。美しい。

錫杖とザック。

 

この日は晴天で大峰の山々が一望できました(^^♪

ダイトレの稜線がよく見えます。

遠くに海が見えます。

大峯奥駈道の稜線がよく見えます。大峯奥駈道を縦走している重装備の方が写真を数枚撮って先に進んで行かれました。すごいなぁ。

私はコーヒーを飲みながらまったりしました(笑)

最高の景色と美しいお釈迦さまに会えて大満足の山行でした!

おわりに

尾登山口からのルートは初心者でもある程度の体力があれば問題なく登れるルートで国道168号線から登山口までの運転の方が疲れるくらいです(笑)

山頂は優しいお顔のお釈迦さまが出迎えてくれ、天気が良ければ大峰の山々や熊野灘まで見ることができます。この日は出会いませんでしたが野生の鹿と出会える楽しみもあります。

素晴らしい景色と美しい釈迦如来立像に会いたい方はぜひとも登ってみてください♪

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m