郵便の歴史を感じられる「郵便名柄館 テガミカフェ」

こんばんは。TSUBOSUGI1975です。

先日、奈良県御所市の「郵便名柄館 テガミカフェ」でお茶をしてきましたので簡単に紹介したいと思います。

廃墟寸前の旧名柄郵便局がカフェとして復活

旧名柄郵便局は明治35年から昭和50年まで御所市長柄に存在した郵便局で、現在の名柄郵便局は御所市増の山麓線沿いで営業しています。

旧名柄郵便局は名柄街道沿いに建っており現在はハイキングコースの葛城の道沿いにあたります。

名柄街道は大阪を奈良をつなぐ水越街道と交差しており昔は宿場町として栄えていたそうです。

今でも名柄街道には立派な古い住宅や寺社仏閣、酒造所、醬油屋などがあり昔は賑わっていたことが分かります。

名柄街道は一言主神社の参道ともつながっているので、大阪と奈良をつなぐ経済的な面だけではなく、信仰という面でも多くの人が集まる地域だったのだと思います。

その多くの人が集まる名柄の地に明治35年に旧名柄郵便局は誕生しました。当時の郵便局は国営で地域住民に密着しており郵便だけでなく、電話、電信、貯金、簡易保険など生活に必要なサービスを提供する公共機関でした。

明治、大正、昭和と地域の人たちに利用されてきた旧名柄郵便局ですが昭和50年に現在の場所に移転し長い歴史を閉じることになりました。

旧名柄郵便局はその後、40年ほど空き家となり廃墟寸前となりましたが、これほどのモダンな建築物が崩壊してしまうのは惜しいということで再生プロジェクトが立ち上がり、平成27年に「郵便名柄館 テガミカフェ」として生まれ変わりました。

詳しいことはこちらに記載されていますので興味のある方は見てください。tegamicafe.

モダンと言うのにふさわしい店内

外壁は薄いピンク色ですが、店内は白を基調としていておしゃれな感じです。入り口は昔のカウンターがあり黒電話などが置かれています。

大正デモクラシーを感じさせるザ・モダンと言った造りで昔の郵便局はこんなにおしゃれだったのかと感じます。

今の郵便局は無機質で味気ないですよね。今の郵便局は金融機関の面が強いので防犯上仕方ないのでしょうが(;^ω^)

おそらく昔の事務室が飲食スペースとなっています。ほとんどが女性のお客さんでした。

トイレの前には荷車が展示されていました。昔は荷車で配達していたのかな?

コーヒーと酒粕のチーズケーキをいただく

この日はアイスコーヒーと酒粕のチーズケーキを注文しました。農薬、化学肥料不使用米の酒粕を使っているようで健康オタクの奥さんが喜んでいました(^^♪

ほんのり日本酒ぽい味がでして美味しかったです。日本酒が苦手な私でも全然大丈夫でした♪

おわりに

以上が「郵便名柄館 テガミカフェ」の簡単な紹介でした。

「郵便名柄館 テガミカフェ」には芝生の裏庭があり、懐かしい郵便ポストが置かれています。色々な切手の拡大したものが並べられていてとても面白いです。

1000円切手の見返り美人は子供の頃に高級な切手で値打ちがあると思い使用済みを大事に残していたことを思い出します(笑)

明治、大正、昭和と公共機関として地域の人たちの生活を支えた旧名柄郵便局をぜひ訪れてみてください!

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)

 

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