釜道を歩いて秋の金剛山へ

こんにちは。TSUBOSUGI1975です。

今回は先日、奈良県御所市の金剛山に釜道で登ってきましたので簡単に紹介したいと思います。

釜道?釜尾根?

?となっているのには理由があります。今回は歩いたルートは何回か歩いたことがあるのですが、このルートの名称の由来どころか本当にこの名称なのかも分かっていないからです。

道は知っているが名称は知らないのです。なぜ釜道、釜尾根と記したかというと、このルートを歩いた方のブログを参照さていただいたからです。

ブログでこのルートを紹介している方によって名称が違うので多くの方も本当の名称を知らないか、正式な名称がないルートなのかも知れませんね。

地形図を見るとこんな感じです。釜谷は「山と高原地図」には「カマ谷」と記されているので地形図上の谷は釜谷で間違いないようです。

釜尾根:釜谷と並行している緑の線でなぞっている尾根を釜尾根と私は呼んでいます。釜谷道や釜谷ルートと呼んでいる方も多いですが釜谷と並行している尾根であり松の木尾根とも合流するので私は分かりやすく釜尾根と呼んでいます

釜道:そして今回、登りで使った赤線でなぞっているのが釜道になります。多くの方が釜道と呼んでいますが、釜谷から離れているのでいまいちしっくりきませんね。

途中で釜尾根(釜谷道)と合流するので釜道と呼ばれてる感じなんですかね。知識不足ですみません(;^ω^)

松の木尾根:ツツジオ谷から分岐する松の木尾根ですが途中でタカハタ谷と釜尾根に合流します。二手に分かれるどちらを松の木尾根と言ってよいのか分からないのですが、いったん谷に下るタカハタ谷合流より尾根を登り続ける釜尾根合流の方がしっくりくるので私は松の木尾根で登る際は先に釜尾根に合流する道で歩くことにしています。

取り付きまでのアクセス

今回もモンベルと山の豆腐前の「まつまさ金剛山麓駐車場」を利用しました。平日1日600円、土、日、祝1日800円となっています。

駐車場を出て左に曲がり林道を進んで行きます。

この分岐はゲートを越えて橋を渡って林道を進みます。右からも行けなくはないのですが道が荒れ気味なのと入山禁止の看板が出てくるので使わないほうが無難です。

薄暗い舗装された林道をなだらかに登って行きます。

右手には草で生茂っていて見えにくいですが沢があり対岸にも道が並行してあります。その奥には釜谷があります。

橋が出てきました。先ほどの対岸の道とここで合流します。釜道へは左に曲がります。

左の沢沿いの林道を少し進むと

右手に釜道の取り付きです。林道を真っすぐ進むとカトラ谷、ワサビ谷、黒栂谷方面になります。

さぁここから釜道で山頂を目指します!

釜尾根合流まで

取り付きからはやや急登の斜面を登ってきます。

この辺りは年中薄暗い影響か道はたえずぬかるみ気味です。靴が結構汚れます。

5分程度登ると尾根のような道に出ます。ここから少し明るくなります。

なだらかな道とやや急登が交互に続きます。

所々に標高を示す切り株があります。

緑が美しいですが夏場は虫が多いです。

この辺りの標高から秋や冬は横風が強いことがあります。

秋や冬は冷たい強風にさらされることがあるので風よけのフードや手袋は必須です。

そうこうしているうちに釜尾根と合流しました。

葛木神社まで

合流地点で標高930m。葛木神社まであと300mほど標高を登って行きます。

この辺りからは風は弱まり、道のぬかるみも少なくなります。

続いて松の木尾根と合流。

あとは歩きやすい道をのんびり歩いて葛木神社を目指します。

六地蔵が出迎えてくれると山頂はもうすぐです。

葛木神社に到着しました。

釜尾根で下山

ピストンで標高930m付近の釜尾根との分岐まで戻ります。ここで左の釜尾根で下って行きます。

尾根を下っていくと大きな岩が現れます。この岩が松の木尾根との分岐を教えてくれます。

さきほどの岩から少し下った地点が分岐です。釜尾根は真っすぐ下って行きます。

この辺りから地面が緩い下りが続くので滑らないように慎重に下りていきます。

釜谷が見えてきました。

釜谷で出ました。

釜谷は水量が少ない谷のようですが、この日は前日の雨の影響かいつもよりは水量が多いように感じました。

狭くて荒れ気味の谷に見えますが熟練者はこの谷を詰めていくそうです。尾根に出る直前のザレた急斜面がかなり大変らしいので私は使うことはないかなあ。

それでは林道に向かいます。

ここは右に曲がります。左に曲がって進めばツツジオ谷取り付きに出ますが入山禁止の看板があるので使わないほうが無難です。

ガードレールに沿って少し歩けば

登りで歩いた林道に出ました。あとは林道を下って駐車場に戻ってゴールです。

おわりに

以上が釜道と釜尾根の簡単な紹介でした。

このルートは危険個所もなく急登も少ないので比較的に楽に歩けるのですが登山者は少ないと思います。

なんせ景色がない尾根道なので面白いとは言えないルートですね。やはりツツジオ谷やカトラ谷があるので、あえて釜谷系の道を使う登山者は限られているのかと思います。

しかし登山者が少ない分静かに歩けることと、急斜面や危険個所がほぼないので下山に使うのはアリだと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m