夏のツツジオ谷で金剛山へ

こんにちは。TSUBOSUGI1975です。

今回は先日、奈良県御所市の金剛山ツツジオ谷ルートで歩いてきましたので簡単に紹介したいと思います。

金剛山とは

金剛山奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村にまたがる山です。標高は1,125mで金剛山地の最高峰となっています。

千早赤阪村金剛山ロープウェイ(現在休止中)があるため、千早赤阪村のルートの方が人気があります。そのせいで金剛山大阪府の山と思われがちですが、山頂は御所市にあります。

金剛山には無数の登山ルートがあります。千早赤阪村、御所市、五條市と複数の市町村からアプローチすることができます。これだけ多くの登山道が開かれているという事はいかに金剛山が交通の要所であり、金剛山を信仰する多くの人が登ってきたという事でしょう。

過去に書いた金剛山系のブログがいくつかありますので興味にある方は見てみてください。

tsubosugi-naranoyama.com

今回の登山ルートとアクセス

今回は大阪府南河内郡千早赤阪村ツツジオ谷で登りました。ツツジオ谷は千早赤阪村が推奨するハイキングコースではない中級者向き以上のコースとなっています。

基本、谷筋を歩くルートなので岩場、沢、ガレ場が多いルートです。転倒、滑落、道迷いが多発していますので事前のルート確認やしっかりとした装備で入山する必要があります。

登山口までのアクセスはまつさか金剛山麓駐車場が一番近いです。モンベルと山の豆腐の間にある駐車場で駐車料金は600円(平日)です。

まつさか駐車場までは府道705号線の「山の豆腐」の看板を左に曲がればすぐに到着します。近くにバス停もありますのでバスで来ることも可能です。

goo.gl

駐車場から腰折滝まで

駐車場を出て左に行くと上の写真の看板があります。矢印の千早本道登山口とは逆の左に進みます。

しばらく進むと分岐に出ます。ゲートのない右に進みます。

すぐに次の分岐がでてきます。赤いコーンの見える右に進みます。

ここからがツツジオ谷ルートに入ります。登山に不慣れな方は引き返した方が無難だと思います。

早速バランスのとりにくい道があらわれます。

水が流れる岩場が多いので滑らないように慎重に登ります。

渡渉や沢沿いを歩く道が多いので比較的涼しく歩きやすいです。

腰折滝が見えてきました。ここまで20分程度で来ることができました。

腰折滝から二ノ滝まで

腰折滝の左を巻いていきます。

私は腰折滝の巻き道が一番怖いと感じました。ロープを掴みながら慎重に進みます。

この丸太の橋も中々の緊張感でした(;^ω^)

いくつかの堰堤の脇を登っていきます。

おにぎり岩

倒木や流木が多いです。

ナメ滝の右を登って行きます。

一ノ滝の手前から沢から逸れ左に登って行きます。ここからが道迷いしやすいポイントです。

一ノ滝が見えます。ここから左に尾根に向かうトーレスがありますが、そちらに行くとルートアウトします。よく見ると真っすぐ進む道があるのでそちらを進みます。

ロープに沿って歩いて行きます。

滑落しないように慎重に歩きます。

滝の巻き道は急登です。

一ノ滝を過ぎて少し進むとすぐにニノ滝が見えてきます。ここまで45分程度かかりました。

ニノ滝から山頂広場まで

二ノ滝の左側を巻きますが木の根や岩で滑りやすいのでロープを掴みながら慎重に登ります。

二ノ滝からは基本的には谷筋を進んで行きます。

薄暗い谷が続きますが少し日が差し込んできました。

分岐に出ました。リボンは左の道に続いていますが右に進みます。左を登って行くと尾根に出ると思います。

ツツジオ谷には何か所か左手に尾根に向かうトーレスがあり悩みますが谷筋を進んで行きます。

谷筋なので岩が転がり滑りやすいので慎重にゆっくり歩きます。

人工の石垣の右側を進んで行きます。

一瞬、行き止まりかと思いましたが、この岩場をよじ登れます。

千早本道の橋が見えてきました。

千早本道に合流しました。ここまで来れば安心です。

千早本道に合流後はあっという間に山頂広場に到着しました。山頂広場まで85分程度で来ることができました。

おわりに

以上がツツジオ谷ルートの簡単な紹介でした。下山は安全な千早本道を使いました。

ツツジオ谷ルートは今まで使った大阪側のルートの中では最も難易度が高いと感じました。冬には氷瀑が見れるので人気のルートですが、冬場はさらに滑落の可能性が高くなると思います。

美しい滝を見ることができて涼しい沢歩きができる反面、危険が伴うルートですので無計画に安易に踏み入らないことをおススメします。

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m