談山神社から細峠を経て竜門岳へ

こんばんは。TSUBOSUGI1975です。

今回は先日、奈良県吉野郡吉野町の竜門岳に登ってきましたので簡単に紹介したいと思います。

竜門岳とは

竜門岳(標高904m)は吉野郡吉野町宇陀市にまたがる山で日本三百名山の一つに数えられています。

「龍門岳」、「龍門ヶ岳」と表記されることもあり、地元の方やベテランの登山者には「りゅもん行くんか」とか「りゅうもん行ってきたんか」とか聞かれることが多いです。

また歴史や伝説が伝わる山でもあります。かつては龍門滝の近くに応仁の乱で廃寺となった龍門寺がありましたが名残はほとんどありません。

今昔物語集」に登場する久米仙人が修行したという伝説も残る山でもあります。

登山ルート・駐車場

登山ルートは多数あります。この辺りは古道や峠が多いので、吉野町桜井市宇陀市から登ることができます。

代表的な登山ルートは津風呂湖近くの吉野運動公園からのルートで、途中に森林浴ゾーンや龍門滝などがあります。今回、私は桜井市談山神社から登りました。

駐車場は多武峰見瀬線沿い談山神社近くの駐車場を利用させていただきました。

goo.gl

談山神社からスタート

駐車場からは音羽三山(音羽山、経ヶ塚山、熊ヶ岳)がよく見えます。

バス停前にはトイレがあります。ありがたいですね♪

談山神社まで少し下り参道に出ます。参道を登り登山口を目指します。

少し歩くと分岐が出てきます。ここを真っすぐ進むと御破裂山方面と明日香村方面の分岐があります。

今回はここを左に曲がり竜門岳を目指します。

談山神社に感じていた疑問

前に御破裂山に登った時にこの石柱を目にしていました。この先がどこにつながているのか気になっていました。

地図を見るとここから竜門岳に行けることが分かったので、今回はこのルートで登ることにしました。

談山神社にも疑問がありました。談山神社には塔や門などがあり神社というより寺院のような雰囲気です。

周りにも石仏や梵字が刻まれた石塔などが複数あるので違和感を感じていました。その疑問はこの石板の説明で解決しました。

談山神社は元は多武峰妙楽寺明治元年廃仏毀釈により神社になり女人禁制も解かれたとのことでした。非常に勉強になりました。

西門跡から細峠まで

西門跡からは古道らしい道になります。一部荒れた所もありました。

かわいらしい不動明王様や水場などがありました。

害獣除けの電流線が道をふさいでいます。通行止めかと思い焦りましたが電流線は一本ずつ外すことができました。

集落内を歩き道標に従って竜在峠方面に進みます。

さらに電流線をくぐり集落を抜け先を進みます。この先、いくつかある分岐では鹿路の道標がありますが鹿路方面は通行止めです。

しばらく古道歩きを楽しみながらどんどん進んで行きます。

むかしの茶屋跡(竜在辻)に到着しました。ここで少し休憩しました。

ここからは細峠方面に進みます。

細峠方面に入ると足元が緩いトラバース道が出てきますが、すぐに歩きやすい道になります。

細峠に到着しました。ここからは竜門岳方面に進みます。

細峠から三津峠まで

ここからは登り一辺倒になるかと思いきやアップダウンが続き標高が上がって行きません。

三津三角点に到着しました。

三津三角点から少し進むと分岐が出てきます。左に行くと大峠に行けます。

ここは分かりにくいですが右に巻いて行くことができます。

巻いて行くとアップダウンを回避できますがオススメしません。巻き道は狭く足元の緩いトラバース道が続きます。帰りに使ってみましたが非常に歩きにくかったです。

巻き道を使わず倒木が多いアップダウンを通過します。

三津峠に到着しました。

三津峠から竜門岳まで

三津峠からは緩やかな登りが続きます。

鉄塔広場に到着しました。ここは絶好の休憩ポイントですがまずは山頂に向かいます。

さすがに山頂前は急登があります。

竜門岳に到着しました。山頂には展望はなく小さい祠があります。それでは鉄塔広場に戻ります。

鉄塔広場に戻ってきました。ここは開けていて景色も良いので休憩には絶好のポイントです。鹿のフンが多いのが難点ですが(;^ω^)

金剛山大和葛城山音羽山が見渡せます。ここでしばらくのんびりして下山しました。

終わりに

以上が談山神社から細峠経由での竜門岳登山ルートの紹介でした。

帰りは大峠を経由して下山しました。健脚な方なら大峠からさらに音羽三山を縦走することも可能です。私は到底無理ですが・・・

歴史を感じながらの古道歩きを満喫させてもらいました。距離は長めになりますが急登が少ないので疲労度は少なかったです。

人気の吉野運動公園方面からのルートは鉄塔広場を通らないので、ピストンの方は少し登り返しはありますが鉄塔広場に寄ることをおススメします!

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m