私的な御所まちの見どころを紹介します♪

こんばんは。TSUBOSUGI1975です。

今回は私が思う御所まちの見どころを何点か紹介したいと思います。

御所まちとは

御所まちとは奈良県御所市にある古い町並みです。御所まちは葛城川を挟んで商業が栄えた西御所と寺院を中心に町が形成された東御所に分かれています。

現在、活気があるのは御所市役所側の西御所でおしゃれなカフェやホテルなどがあります。東御所は有名な橿原市今井町と同じ寺内町で、古い町並みが残っています。

タイルのタバコ屋さん

私の御所まちの見どころその①はタイルのタバコ屋さんです。初めてこの建築物を見た時はあまりのカッコよさに驚きました。

私は多くの古い町並みを歩いていますが、古いタバコ屋さんのナンバー1です。

古い町並みのタバコ屋さんは角に建っていることが多く、角のショーケースやタバコ売り場の窓口の下はタイルが多いです。

ここまで多くのタイルを使用しているタバコ屋さんはあまりないですし、タイル以外は超和風です。超和風なのにも関わらずまったく違和感がなく、カッコよくにもおしゃれにもかわいい感じにも見えるのが素晴らしいです。

モダンな旧御所郵便局

見どころその②はモダンな旧御所郵便局です。

交通の要所でもあった御所まちに郵便局が存在したのは当然と言えます。銀行も兼ねていたらしいので厳重な造りになっています。

どの時代までどれくらいの機能を持っていた郵便局かは定かではないですが、もしかしたらこの郵便局から配達員が金剛山の郵便道を歩いて山頂まで配達に行っていたのかも分かりませんね。

一見洋風な造りですが町家とつながっています。当時の局長さんの住居だったのでしょうか。色々と想像を膨らましてくれる建築物です。

遠見遮断

見どころその③は遠見遮断です。

町の入り口がクランクになっていて外から町の様子が見えないよう工夫されているのを遠見遮断といいます。

福井県一乗谷朝倉氏遺跡の城下町跡で有名です。敵からの偵察されにくく、大群で突入しにくい造りになっています。

その遠見遮断が御所まちにもはっきり残っています。今はこの地点しか残っていませんが古い御所まちの地図では四つ角それぞれに遠見遮断が確認できます。

昔の町はかなり閉鎖的な造りなっているのがよく分かります。家も密集していて窓には格子がついているので全体的に薄暗い感じがします。

だから昔の町は大火事になりやすいんだろうなと思ったりしますね。

背割下水

見どころその④は背割下水です。

御所まちは碁盤のように建物が背中合わせに並んで建てられています。背中合わせの建物の間を下水がくまなく通っており効率よく排水ができるシステムを背割下水といいます。大阪城の城下町の太閤下水と同じです。

 

寺内町は環濠集落と同じで町の周りを堀で囲んで外敵から攻められにくくなっています。背割下水も下水だけではなく町を守るシステムにもなっているんですね。

おわりに

以上が私の御所まちの見どころ紹介になります。御所まちには江戸時代から残る遠見遮断や背割下水があり背割下水は今でも使われています。

明治時代以降に作られたモダンな建築物もあり明治維新以降に西洋の文化が入ってきたことを感じることもできます。

御所まちはおしゃれなカフェやホテルなどができて、そちらが注目されがちですがこのような素晴らしい見どころがあるので、ぜひとも御所まちを散策してみてください(^^♪

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m

 

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