金剛山3大急登「石ブテ47番」を歩く

こんにちは。TSUBOSUGI1975です。

今回は先日、金剛山3大急登の1つ「石ブテ47番ルート」で金剛山に登ってきましたので簡単に紹介したいと思います。

金剛山とは

金剛山奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村にまたがる山です。標高は1,125mで金剛山地の最高峰となっています。

千早赤阪村金剛山ロープウェイ(現在休止中)があるため、千早赤阪村のルートの方が人気があります。そのせいで金剛山大阪府の山と思われがちですが、山頂は御所市にあります。

金剛山には無数の登山ルートがあります。千早赤阪村、御所市、五條市と複数の市町村からアプローチすることができます。これだけ多くの登山道が開かれているという事はいかに金剛山が交通の要所であり、金剛山を信仰する多くの人が登ってきたという事でしょう。

過去に書いた金剛山系のブログがいくつかありますので興味にある方は見てみてください。

tsubosugi-naranoyama.com

今回の登山ルートとアクセス

今回、歩く石ブテ47番ルートは大阪側の水越トンネル手前から旧309号線に入ってすぐから入山します。公衆トイレと自動販売機を越えて右手の石筆橋を渡り林道に入ります。

旧309号線から309号線の上を通る道の手前に5~6台の駐車スペースがあります。この駐車スペースはすぐに満車になりますので、満車の際は少し歩くことになりますが水越川公共駐車場を使用して下さい。

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石筆橋から石ブテ47番ルート入り口まで

石筆橋を渡り林道に入ります。この先の林道は先日、紹介した「中尾の背ルート」と同じですので、興味のある方は下のブログを参照してください。

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しばらく舗装された林道を歩き続けると右手に大きな堰堤が現れます。

堰堤から少し進むと舗装道が終わります。

右手に沢がありますので渡渉しルートに入ります。

少し進むと分岐があります。右に折れ「石ブテ47番ルート」に入ります。

カッコいい目印があるので通り過ぎることはないかと思います。

石ブテ47番ルート入り口から26番石柱まで

しばらくはつづら折りに登って行きます。この先、写真はなぜかピンボケが多いです(;^ω^)

つづら折りが終わると本格的な急登になります。

中々の急登ではありますが手を使うほどの急登ではないのでポール使いながら登ることができます。

しばらく登り続けると開けた感じの場所に出ます。

この開けた場所が26番の石柱になります。

26番の石柱から47番石柱まで

26番の石柱からは急登は終わり比較的なだらかな登りになります。

道が細い所もあります。

若干、ヤセ尾根気味の場所もあります。

それなりの登りが続きます。

47番石柱に到着しました。この石柱が「石ブテ47番ルート」の名前の由来です。

47番石柱から六道の辻まで

47番石柱からは小刻みなアップダウンが続き標高がなかなか上がりません。

中々登って行かないのでウンザリしてきますが、紅葉や大和葛城山の景色が元気をくれます(^^♪

笹が多いゾーンに入りました。

夏場は虫が多そうなので、あまり歩きたくない感じですね(;^ω^)

開けた場所にでました。

分岐になります。「中尾の背ルート」で登ってきても、この場所に出ます。道標に従って「六道の辻」を目指します。

六道の辻」に到着しました。

六道の辻から山頂広場まで

六道の辻」からはとても歩きやすい道となります。

「大日岳」に到着しました。山頂広場までもう少しです。

山頂広場に向かう前に、転法輪寺でお参りします。

続いて山頂にあたる「葛木神社」でお参りします。

山頂広場に到着しました。

おわりに

以上が「石ブテ47番ルート」の簡単な紹介でした。ちなみに下山は太尾道を使いました。

「石ブテ47番ルート」は先日、歩いた「中尾の背ルート」ほどの急登ではないですが、47番石柱からはアップダウンが続き標高が上がらず長いなぁと感じてしまいました(;^ω^)

これで金剛山3大急登はすべて歩いたので、今度は比較のブログを書いてみようと考えています。

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m

 

金剛山3大急登「中尾の背」を歩く

こんばんは。TSUBOSUGI1975です。

今回は先日、奈良県御所市の金剛山金剛山3大急登と呼ばれる中尾の背ルートで登ってきましたので簡単に紹介したいと思います。

金剛山とは

金剛山奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村にまたがる山です。標高は1,125mで金剛山地の最高峰となっています。

千早赤阪村金剛山ロープウェイ(現在休止中)があるため、千早赤阪村のルートの方が人気があります。そのせいで金剛山大阪府の山と思われがちですが、山頂は御所市にあります。

金剛山には無数の登山ルートがあります。千早赤阪村、御所市、五條市と複数の市町村からアプローチすることができます。これだけ多くの登山道が開かれているという事はいかに金剛山が交通の要所であり、金剛山を信仰する多くの人が登ってきたという事でしょう。

過去に書いた金剛山系のブログがいくつかありますので興味にある方は見てみてください。

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今回の登山ルートとアクセス

今回、歩く中尾の背ルートは大阪側の水越トンネル手前から旧309号線に入ってすぐから入山します。公衆トイレと自動販売機を越えて右手の石筆橋を渡り林道に入ります。

旧309号線から309号線の上を通る道の手前に5~6台の駐車スペースがあります。この駐車スペースはすぐに満車になりますので、満車の際は少し歩くことになりますが水越川公共駐車場を使用して下さい。

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石筆橋から入山口まで

石筆橋から林道に入ります。

林道に入ってすぐ左手に太尾道入り口がありますが、そのまま舗装された林道を進みます。

しばらく進むと右手に巨大な堰堤が現れます。

舗装道が切れると山道になり沢が現れます。

右手の沢を渡り入山します。沢は意外に深いので安易に踏み込むと濡れてしまうので慎重に渡りましょう。

入山口から中尾の背ルート入り口まで

少し進むと石ブテ47番ルートとの分岐がありますが真っすぐ進みます。石ブテ47番ルートも金剛山3大急登の1つです。

しばらく沢沿いを進んで行きます。

水量が豊富な沢なので滑りやすく濡れやすいです。登山靴は必須です。

沢が分かれる地点に出ました。ここから3つのルートに分かれます。中尾の背ルートは真ん中のルートになります。

中尾の背ルート入り口から六道の辻まで

いきなり手を使う登りになります。木の根が滑りやすいので慎重に登りました。

写真では分かりにくいですがロープが必要なくらいの急登がしばらく続きます。

手を使うほどの急登が終わった後も中々の急登が続きます。

所々に休憩ポイントがあるので助かります。

そして急登。いつまで続くのか・・・

分岐に出ました。先ほどの3つの分岐で石ブテ東谷コースか丸滝谷コースを選択してもここに出ることになります。

笹が繁る登りを進みます。

また分岐です。石ブテ47番ルートで登った場合もここに出ます。

先ほどの分岐から少し登ると六道の辻に到着します。

六道の辻から山頂広場まで

六道の辻からはとても歩きやすい道になります。

今までとは違うなだらかな道に安心を感じます(笑)

登りもなだらかでサクサク進みます。

大日岳に到着しました。この日は11月にも関わらず季節外れの積雪でした。

今シーズン初の雪の葛木神社でお参りします。

続いて転法輪寺でもお参り。

山頂広場に到着しました。あ~しんどかった(;^ω^)

おわりに

以上が金剛山3大急登の1つ中尾の背ルートの簡単な紹介でした。

中尾の背ルートは入り口からかなりの急登です。かなりの急登が終わっても六道の辻まではそこそこの急登が続くので結構しんどかったですね。

先日、登ったサネ尾ルートよりは確実にしんどいと感じました。

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m

 

 

北尾根ルートで三峰山から学能堂山を歩く

こんばんは。TSUBOSUGI1975です。

今回は先日、奈良県三重県にまたがる三峰山~学能堂山を北尾根ルートで歩いてきましたので簡単に紹介したいと思います。

三峰山と学能堂山

【三峰山】

奈良県宇陀郡御杖村三重県松阪市にまたがる標高1,235mの山で日本三百名山の一つに数えられています。三峰山系の主峰でのっぺりとした形をしており山頂付近はなだらかで急登の少ない山です。

山頂から少し下ると八丁平という高原のような開けた場所があり景色も良く冬には雪が積もり雪遊びをする子供も多く見られます。

三畝峠から山頂までの尾根道の霧氷が有名で、一年を通して登山者の多い人気のある山です。

【学能堂山】

奈良県宇陀郡御杖村三重県津市にまたがる標高1,021mの山で三峰山系の北端に位置しています。

山頂には木々が少なく開けており360度の絶景を楽しめる山ですが、なぜか登山者が少ない山です。

おそらく、隣の三峰山が人気があることと、登山口までのアクセスの悪さが影響しているのかと思います。

今回の登山ルート

今回は三峰山登山者駐車場から登尾ルートで三峰山に登り北尾根ルートで学能堂山を目指します。

北尾根ルートは一般的なルートではないですが、途中に小ピークが何か所かあり三峰山から学能堂山を最短で結ぶルートなので一度歩いてみたいと思っていました。

アップダウンが多く距離も長めなので、体力の温存を考えて三峰山までの登りは急登気味の不動滝ルートよりも長めですが緩やかな登尾ルートを選択しました。

下山は学能堂山からコスマ峠まで戻り林道で神末村の集落まで戻るルートを使いました。

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三峰山登山者駐車場から三峰山まで

三峰山登山者駐車場から登尾ルートで三峰山まで登る山行は過去のブログで紹介していますので興味のある方は読んでみてください。

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三峰山から北尾根三峰まで

山頂の看板の後ろから北尾根ルートに入ります。

テープと踏み跡を確認しながら下って行きます。

いきなり激下りになります。落ち葉で滑りやすいので慎重に歩きます。

激下りが終わると小刻みなアップダウンになります。

北尾根一峰に到着。

こんなピークもありました。

道標はなく踏み跡も分かりにい箇所もあるので地図と登山アプリを確認しながら進みました。

北尾根二峰に到着。

思っていたよりも歩きやすい道が多かったです。

北尾根三峰に到着しました。

北尾根三峰からコスマ峠まで

北尾根三峰から仏来山までは急登になります。

このテープの地点から右に折れます。真っすぐ進むと仏来山ですがそのまま進むとコースアウトしてしまうので注意です。

迷いやすい地点なので道案内が設置されています。ありがたい限りです。

分岐から1分もかからず仏来山に到着。

仏来山に眺望はありません。先ほどの分岐に戻りコスマ峠に向かいます。

コスマ峠に向かって下って行きます。

途中に切れ落ちた箇所がありました。

覗き込むと怖いです(;^ω^)

コスマ山に到着。

コスマ峠に到着しました。帰りはここから神末村に向かって下山することになります。

コスマ峠から学能堂山まで

コスマ峠からはしばらく急登になります。

急登をクリアすると比較的平坦な道になりボロボロのネット沿いを歩いて行きます。

紅葉がキレイな尾根道です(^^♪

白土山に到着。

白土山を過ぎると学能堂山が見えてきました。

東俣山に到着。

山頂までの最後の急登です。

木々がなくなると山頂はもうすぐです。

学能堂山に到着。

360度、眺望があります。とくに室生火山群の山々が近くに見ることができます。

今まで歩いてきた稜線です。三峰山と遠くに高見山が見えます。

おわりに

以上が北尾根ルートで三峰山~学能堂山を歩く山行の簡単な紹介でした。

今回、北尾根ルートを初めて歩きましたが、想像していたよりも歩きやすいルートでした。道標がほぼなく、踏み跡が薄い所もありますので、道迷いの可能性は少なからずあると感じました。

事前にルートを調べて登山アプリや地図をこまめにチェックしながら歩けば問題ないかと思います。

歩行距離15キロ程度、累積標高差1,200mほどありますので、それなりの体力は必要ですが、登山技術的にはそれほで必要ないと感じました。体力は中級者向け、登山技術は初級者向けといった感じですね。

ちなみに写真は神末村の林道で見かけたヤマドリで初めはキジかと思いましたが、まったく逃げないので調べたらヤマドリでした(^^♪

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m

 

金剛山3大急登「サネ尾」を歩く

こんばんは。TSUBOSUGI1975です。

今回は先日、奈良県御所市の金剛山金剛山3大急登と呼ばれるサネ尾で登ってきましたので簡単に紹介したいと思います。

金剛山とは

金剛山奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村にまたがる山です。標高は1,125mで金剛山地の最高峰となっています。

千早赤阪村金剛山ロープウェイ(現在休止中)があるため、千早赤阪村のルートの方が人気があります。そのせいで金剛山大阪府の山と思われがちですが、山頂は御所市にあります。

金剛山には無数の登山ルートがあります。千早赤阪村、御所市、五條市と複数の市町村からアプローチすることができます。これだけ多くの登山道が開かれているという事はいかに金剛山が交通の要所であり、金剛山を信仰する多くの人が登ってきたという事でしょう。

過去に書いた金剛山系のブログがいくつかありますので興味にある方は見てみてください。

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今回の登山ルートとアクセス

今回は水越川公共駐車場→水越峠→ガンドガコバ林道→サネ尾→のルートで山頂まで歩きました。

ガンドガコバ林道はダイヤモンドトレイルと重複しています。ガンドガコバ林道はダイヤモンドトレイル、カヤンボ、もみじ谷と分岐しますがガンドガコバ林道を突き進むと太尾塞跡に出てそのまま太尾道で山頂を目指すことができます。

サネ尾はガンドガコバ林道の途中からカヤンボに入ってすぐに分岐する尾根道です。もみじ谷の入り口手前にカヤンボの入り口があります。

今回のスタート地点の水越川公共駐車場は旧309号線にある無料駐車場です。20台程度は駐車できると思いますが、平日でも満車になるので早朝か昼過ぎに利用するのが無難です。

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サネ尾入り口まで

水越川公共駐車場からスタートして旧国道309号線を歩いて水越峠に向かいます。途中に水越峠のバス停がありますが金剛バスが廃業になるので、このバス亭も近々廃止になる予定です。

水越峠からガンドガコバ林道(ダイヤモンドトレイル)に入ります。

20~30分程度歩くと分岐に出ます。橋を渡らず進みます。

先ほどの分岐から100m程度進むと次の分岐に出ます。ここは左の沢に下りて行きます。

カヤンボの木の道標があります。ここを沢に下りていきます。

少し進むとまた分岐。白いテープが巻かれた木が目印です。ここを右に行きます。真っすぐ進むとカヤンボ谷になります。

ここがサネ尾の入り口です。いよいよ登りの始まりです。

いきなり急登のお出迎え

いきなり急登のお出迎えです。つづら折りにどんどん登って行きます。

平坦な所はなく急登が続きます。

ロープで進む道を示してくれています。

ここのロープがある登りが最後の急登になります。

平坦な尾根道に出ました。ここからは急登はありません。

一の鳥居まではなだらかな登り

なだらかな登りの尾根道がしばらく続きます。

この辺りは風が通るのでとても気持ち良いです。

分岐に出ました。左はカヤンボ谷から登ってくる道です。左に進むと下りてしまいます。真ん中は一番歩きやすい道でダイトレに合流します。右は一の鳥居前に出る道です。今回は右の道で山頂に向かいます。

このルートは踏み跡は明瞭ですが比較的足元が緩いトラバース道があります。

もみじ谷との分岐がありますが案内板がありますので安心です。

徐々に緑が多くなってきます。この辺りは春は新緑がとても美しいですが、夏は虫が多いです。

一の鳥居手前の道は年中ぬかるんでいます。下山でこの道を使う場合は滑りやすいので注意です。

一の鳥居前に出ました。ここからは参道を歩いて山頂に向かいます。

法輪寺に到着。

おわりに

以上がサネ尾ルートの簡単な紹介でした。

ちなみに下山は狼谷ルートを使いました。このルートは比較的歩きやすく沢の水で靴やポールを洗えるので重宝しているルートです。

サネ尾は序盤から急登が続きますが距離は短いのでゆっくり歩けば、そこまでしんどいルートではないと思います。体力強化にはもってこいのルートではないでしょうか♪

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m

 

 

南朝再興の夢の跡「かくし平」と「三之公」を訪ねる

こんばんはTSUBOSUGI1975です。

今回は先日、奈良県吉野郡川上村の「かくし平」と「三之公」を訪ねてきましたので簡単に紹介したいと思います。

かくし平・三之公とは

「かくし平」・「三之公」は奈良県吉野郡川上村にある史跡です。「かくし平」・「三之公」は山深い場所にありますが、かつてこの地には南朝再興を画策した公家の尊義王が潜伏されたと伝承されています。

尊義王南朝再興を画策し三種の神器の一つ八尺瓊勾玉を奪い「三之公」に隠れ住みましたが追手から逃れるために、さらに奥の「かくし平」に移り住んだと伝えられています。

「かくし平」に行宮を建て、この地に南朝を再興しようと画策しましたが尊義王は志半ばで、この地で亡くなってしまいます。

尊義王と行動を共にした自天王と忠義王は赤松氏に討ち取られ八尺瓊勾玉は奪還されます。そして南朝再興は夢と消えたのでした。

「三之公」という名称は三人の公家がこの地を住まいとしたことから名付けられたという説があります。

「三之公行宮址」には石碑が建てられており昭和53年に川上村文化財第1号として登録されています。

アクセス

「かくし平」へのアクセスはかなり厳しいものがあります。ほぼ登山になりますので安易に軽装で訪れないように気を付けてください。

車では入山口の前まで行くことができます。国道169号線から大迫ダムで県道224号線(大台大迫線)に入ります。しばらくは県道224号線を吉野川沿いに進み続けます。途中で集落が現れ入之波温泉 山鳩湯があります。

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吉野川が二股に分かれた地点で県道224号線から外れ林道に入ります。林道を行き止まりまで進むと鳥居と小さな祠が出てきます。ここが「かくし平」への入山口になります。

鳥居の付近に数台駐車できるスペースがあり、鳥居の手前にトイレがあります。林道は落石、木の枝、落ち葉が散乱する道になりますので運転には注意が必要です。

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入山すると沢沿いを歩き続けます。細いトラバース道と木の橋が続きますので歩きやすい道とはいえません。

木の橋は新しいものから古いものまであります。苔まみれで滑りやすい橋もありますので慎重に渡るほうが無難です。

なかには朽ちていてとても渡れない橋、完全に崩壊している橋があります。無理に渡ろうとすると橋が崩壊して谷に落ちる可能性があります。橋を使わず迂回するのが無難ですが、危険と感じた場合は引き返す勇気も必要です。

これらの危険個所をいくつか越えて「かくし平」に到着するわけですが、川上村が史跡に指定している限りは訪れる人がおられると思います。

このままではいつ大惨事が起きるとも限りませんので川上村がいち早く橋を整備する必要があると感じます。

かくし平と三之公行宮址を訪ねる

険しい道を1時間半~2時間ほど歩くと「かくし平」に到着します。今までの細い登山道から急に開けた場所になります。特になにもない場所ではありますが、こんな場所に公家が隠れ住んでいたとは・・・

「かくし平」は開けているだけではなく水も豊富に流れています。潜伏するには絶好の場所だったのでしょうか。

「三之公行宮址」は「かくし平」から10分程度登った場所にあります。「かくし平」よりさらに開けています。しかしこんな山奥に行宮が存在していたことに驚くばかりです。

「三之公行宮址」からさらに奥に進むと尊義王の墓があるのですが私はこの道標にしたがって進めばよいと思い込んでしまいましたが違ったようでした(;^ω^)

下山時に探す気力がなくスルーしてしまいました。なんのためにここまで来たのか・・・

大迫力の明神滝

「かくし平」までの途中には「明神滝」があります。100mほど急な下りがありますので当然100mほどの急登の登り返しがあります。
体力は消耗しますが是非とも近くまで行って滝を見ることをおススメします。すごい水量で大迫力です。

急登の先には馬ノ鞍峰

「三之公行宮址」からさらに登って行くと「馬ノ鞍峰」に到着します。稜線に出るまでは踏み跡が薄い急登が続きます。目印のリボンやテープ、地図、登山アプリなどを確認しながら進まないと道迷いを起こす可能性があります。

稜線に出るとなだらかなアップダウンが続きます。一部ヤセ尾根もありますがおおむね歩きやすいです。

ピラミッドのような形の白髭岳を見ることができました。

台高山脈縦走路のピークの一つの馬ノ鞍峰(標高1178m)です。山頂はさほど開けてはいませんが、なかなか良い雰囲気の山頂です。

おわりに

以上が「かくし平」と「三之公」の簡単な紹介でした。

なかなか厳しい道のりでしたが、「かくし平」に到着した際にはこんな場所に南朝を建てようと画策したことに驚愕しました。

今では途中までは車で来れますが、どれだけの距離を歩いて険しい山奥に逃れて来たのかと考えると昔の人はすごいなと思います。暗黒、熊などの獣のことを考えると私は一晩過ごすのも不可能です(;^ω^)

「かくし平」と「三之公」は史跡なので歴史好きの方は訪れたいと思うかもしれませんが登山経験者以外はなかなか訪れるのは難しいと思います。

夏にはヤマヒルが多いらしいですし、熊の目撃情報もある山ですので訪れる時期も考えた方が良いかと思います。春、秋に複数人で訪れるほうが良いかなと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m

 

ススキが揺れる秋の大和葛城山を歩く

こんばんは。TSUBOSUGI1975です。

今回は先日、奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村にまたがる秋の大和葛城山を歩いてきました。その際に撮影した写真を紹介したいと思います。

ススキが美しい秋の葛城高原

山頂の葛城高原は広々していて気持ちいいです(^^♪

ススキの道が葛城高原ロッジに続いています。

ススキと金剛山。素晴らしい風景です♪

大阪平野奈良盆地を一望

関空が見えます。この日はなぜか南河内方面しか撮影しませんでした(;^ω^)

南港のコスモタワーも見えました。

奈良盆地も一望できます。大和三山が見えます。

大峰山脈明石海峡大橋まで見れる

薄っすらですが大峰と台高の山々が見えます。

遠くに薄っすら明石海峡大橋も見ることができました。

おわりに

以上が秋の葛城高原の風景と山頂から見える眺望の写真の紹介でした。

大和葛城山は春のツツジが有名ですが、秋のススキも素晴らしいですね。この時期は過ごしやすい気温ですので登山だけではなくロープウェイで訪れられても良いかと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m

 

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登山初心者が夏のベースレイヤーに悩む

こんばんは。TSUBOSUGI1975です。

今回は登山歴約2年の私が今まで夏に使用してきたベースレイヤーの感想を簡単にお話ししたいと思います。

ベースレイヤーとは

ベースレイヤーとは一番下に着る、いわゆる肌着です。登山は季節を問わず大量の汗をかきます。歩いている時は暑くても、山頂にとどまるとあっという間に寒くなり汗冷えを招きます。

そのためベースレイヤーは通気性と速乾性が大事になります。夏の登山は尋常ではない汗をかき、体力を消耗します。

少しでも快適に歩き体力の消耗を防ぐためにはベースレイヤーはとても重要なアイテムなのです。

深く考えず【ユニクロ】 エアリズム

www.uniqlo.com

登山を始めたばかりの頃はベースレイヤーの重要性など全く理解していませんでした。私は肌が敏感でザラザラしたものを着るとすぐに痒くなります。

なのでサラリーマン時代にカッターシャツの下にはサラサラして肌触りの良いエアリズムを愛用していました。

着心地が良いと感じていたので深く考える事も無くエアリズムをベースレイヤーとして使用していましたが、登山後にエアリズムを脱ぐと汗でべちゃべちゃで速乾性がないことに気付きました。

材質を見ると通気性の悪いポリエステルが多く使われています。普段着としては最高のエアリズムですが登山には向かないことを知ることになりました。

Amazonのレビューで【ミレー】ドライナミック メッシュ ショートスリーブ

 
新たに通気性、速乾性が高いベースレイヤーはないかとAmazonで探していると目についたのがミレーのドライナミック メッシュ ショートスリーブでした。
Amazonで評価が高かったのとミレーという登山ブランドのカッコよさにひかれて購入しました。
この商品はベースレイヤーというよりはベースレイヤーのさらに下に着るものです。メッシュが肌に密着し網の隙間から汗を分散して吸い上げベースレイヤーの汗の発散の効果を高めるとのことです。
確かに通気性がよく汗でベタベタになりにくい感じはあります。しかし、メッシュが肌に食い込み脱いだ後は体の皮膚に網の形がくっきり残ります。
肌が敏感な私は結構痒くなってしまいました。冬の間は愛用していましたが、夏は痒くてたまらなかったのであまり着用していませんでした。

ポリエステルが使われていないので通気性は良さそうですね。ミレーだけあってお値段はややお高めです。

結局【モンベル】ジオライン クールメッシュ Tシャツ

webshop.montbell.jp

登山雑誌を読んでいる際に広告に載っていたのが、モンベルのジオライン クールメッシュ Tシャツでした。

広告の写真ではカッターシャツの下に着ていたので普段着としても使えるのかと思い、すぐさま購入しました。値段も2,860円とお手頃です。

着てみた感じは少しチクチクします。普段着として着るのは敏感肌の私では無理でしたが、登山着としては問題ありませんでした。

汗のせいで肌との接触が少なくなるのかチクチクはほとんど感じません。私は汗かきなので登山後、着替えると自分でも汗臭いのが分かりましたが、ジオライン クールメッシュ Tシャツを脱いだ時は汗臭さが抑えられていると感じました。制菌性が高いということなので、その効果なのかも知れません。

速乾性が高く、通気性も良さそうなので、この夏の登山では毎回着用していました。

ポリエステル100%なのになぜ通気性が良いのか不明です(;^ω^)

おわりに

以上が私が着用してみた夏のベースレイヤーの簡単な紹介でした。

私的には普段着はエアリズム、メリノウールなどの長袖のベースレイヤーを着る際にはドライナミック メッシュ ショートスリーブを併用、夏登山のベースレイヤーはジオライン クールメッシュ Tシャツといったところでしょうか。

モンベルは着心地、性能、価格のバランスが良いので結局、モンベルに落ち着いてしまうなぁという感じになりました。

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m