こんにちは。TSUBOSUGI1975です。
今回は先日、奈良県奈良市の般若寺を訪ねてきましたので簡単に紹介したいと思います。
般若寺とは
般若寺は奈良県奈良市般若寺町にある真言律宗の寺院で山号は法性山、御本尊は文殊菩薩です。
創建は舒明天皇元年(629年)、高句麗の僧、慧灌の創建と伝えられていますが、それを裏付ける資料はないそうです。天平勝宝八年(756年)の「東大寺古図」に伽藍が見えているので、その頃には存在していたことは確実とされています。
1181年の南都焼討により焼失し廃寺同然となりますが鎌倉時代に西大寺の叡尊、忍性により再興されました。国宝の楼門、重要文化財の経蔵はその時に建立された鎌倉建築です。
西国薬師第三番札所、関西花の寺第十七番札所でありコスモスの寺として知られています。
アクセス・拝観料
般若寺は県道754号沿いの柳生街道(国道369号線)と別れる地点の近くにあります。すぐ近くに東大寺があり人の多い観光地からやや外れた場所になります。
県道754号線に般若寺の大きな看板がありますので分かりやすいです。看板にしたがって曲がると大きな駐車場があり奥に受付があります。
拝観料、駐車料金は時期によって異なります。アジサイとコスモスの時期は拝観料+200円、その時期以外の駐車料金は無料です。
拝観料:大人500円
特別拝観:大人700円(6月1日から6月30日、10月1日から11月20日の期間)
駐車料金:無料
特別駐車料金:500円(6月1日から6月30日、10月1日から11月20日の期間)
般若寺のシンボル・十三重石宝塔
般若寺に入るとまず目に飛び込んでくるのが十三重石宝塔(重要文化財)です。宋の石工、伊行末の手により建立され高さ14メートル、初重軸部に東方薬師、南方釈迦、西方阿弥陀、北方弥勒の四方仏が線刻されています。
薬師礼拝所。
昭和39年の大修理の際に五重軸石から阿弥陀如来の銅像が発見され現在、宝蔵堂にて特別公開(拝観料300円)されています。
本堂・経蔵・楼門
戦国時代に旧金堂が焼失し寛文7年(1667年)に再建。入母屋造、本瓦葺き。堂内には御本尊の文殊菩薩像(重要文化財)が祀られています。
経蔵(重要文化財)
鎌倉時代に建立。一切経が収納されています。本来、何のために建てられたかは不明だそうです。
楼門(国宝)
鎌倉時代に建立。入母屋造、本瓦葺きの二階建て門。門の外は住宅が立ち並ぶ京街道に面しており普通に住民が往来しています。生活道路に国宝があるのが奈良ならではですね♪
コスモスの見ごろは10月下旬から11月上旬?
私は10月上旬に般若寺を訪れましたがコスモスはまだ咲き始めでした。コスモスの見ごろは般若寺のホームページに紹介されていますので、確認してから訪れることをおススメします。
おわりに
以上が般若寺の簡単な紹介でした。
般若寺の付近は旧奈良監獄などもあり見どころの多いエリアです。天気の良い日に般若寺と付近の散策をされてはいかがでしょうか(^^♪
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m